さいたま市浦和区の浦和幼稚園 「歴史と伝統 そして未来へ」

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学校法人 浦和済美学園  浦和幼稚園

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さいたま市浦和区仲町2-6-15 

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ごあいさつ・教育内容

ごあいさつ

 

浦和幼稚園の教育内容

一斉保育と自由保育

幼稚園で育つもの

1.社会性

 同じ幼稚園のお友達となかよく遊べるようになることです。今まで全く違う環境で過ごしてきた、しかも発達段階からしてそれぞれが自己中心的で同じような欲求を持つ相手となかよくする事は、大人が思うほど簡単なことではありません。喧嘩やトラブルを重ねながら、一方で自分たちでルールを作り、友達となかよく遊ぶ楽しさや喜びを知ってくるのです。社会性こそこの時期にしっかりと育てなければなりません。

2.創造性

 幼児の発達段階において特徴的なのがこの創造性なのです。『子どもは遊びの天才』だとよくいわれますが、これは子どもの創造力が豊かなことを表しているのです。創造性は特に幼児期のさまざまな自由な活動によって育まれる、つまり幼児期にいろいろな遊びや体験をすることにより子どもらしい豊かで大胆な発想が生まれ育つのです。だからこの時期に発達段階を無視した知的教育をすることは子どもたちの自由な発想を摘みとることにもなりかねません。

3.自立性

 絶対的な親の愛情のなかで育ってきて、初めて飛び込む社会が幼稚園です。今までは親に泣きつけばなんとかなってきたことも幼稚園ではそうはいきません。基本的生活習慣はもちろん、つらい気持ちや悔しい感情といった精神的なものまで自分自身で処理することは大変難しいことで時間のかかることなのです。しかし一人ひとりの性格や人間性を、教師がよく把握し、家庭と連携して日常的に指導していくことにより、園児に自然に身に付き、精神的にも親から自立し、やがて一人の人間として成長していくのです。

4.発達段階に応じた知的発達や情操

 幼児の生活の中心は何といっても『あそび』です。『あそび』には幼児の知的発育をうながすさまざまな要素が含まれています。たとえば数の観念や本当の言葉の意味を理解したり、子どもにとって大切な好奇心、疑問、興味や関心などもいろいろな『あそび』を通してふくらんでいきます。また、紙芝居・絵本・お話・ビデオなどを見たり聞いたりすることにより、自分以外の人の立場に立ったり、他人を自分に置き換えて、その気持ちを考えるようになります。知的なものや情緒的なものは、幼児期には親や教師が大声で教えて育つものではなく、発達段階をふまえた毎日の生活や活動の中で子ども自身が自ら自然に身につけていくものです。

 

 幼児期に育つもの育てるものを少し書きましたが、実際はまだまだたくさんあります。上記したものだけをとりましても保育の形式を一斉保育が自由保育かと択一的に決めつけることはあまりにも乱暴です。社会性や仲間意識のように集団活動のなかで育つもの、善悪の判断や基本的生活習慣のように教師が毎日の園生活の中できちんと指導していくもの、知的活動や情操のように自由な遊びや楽しい活動を通じて育つもの、そして一人ひとりの個性を伸ばすための個々的な指導と、保育のあり方はこのように多種多様にわたるのです。
 しかし、一つだけすべての保育や指導に共通し、最も重要なことがあります。それは幼児に自由感を持たせること、幼児が自由感を持って自主的に活動して、決してやらされていると感じないような保育や指導なのです。このように浦和幼稚園ではいろいろな観点から園児を見つめ、自主的に積極的にあらゆる活動に取り組んでいけるだけの基本的な心と体を育て、この時期に人格形成の基礎をしっかりと固めることを教育の目標としています。

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